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    弥々*とはず語り   

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【読んでよ聞いてよ】特別編集号

月曜日のとはず語りは【読んでよ聞いてよ】と題し
子供と絵本を通して、吾が勝手気ままに日々感じたままを、時に辛口を交えて、語り続けておりまする。

そんな月曜とはず【読んでよ聞いてよ】の全体像を垣間見る事が出来る号として、ここに特別編集号を以下にアップ致しました。


絵本


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読んでよ聞いてよvol.9【ふりかえって・・・】

まんず記念すべき発刊1号は【素直な気持と反省する心】やった。
ここに吾の読み聞かせのボランティア活動の紹介が始まった。

とはず立上げ当初は、自問自答の日記としてぽっつら始めておったから
まんだ表現もかたい。

だけどこの日記が始まりやった。
ここからなんや知らんが、徐々にいろんなお人が訪問されるようになり・・・

いつしか【読んでよ聞いてよ】は、とはず語りの看板カテゴリと相成った。
子供の環境に心を寄せてくれはるお人が、吾の日記に立止ってくれたことが嬉しかったな。

そう【読んでよ聞いてよ】は絵本の紹介をする日記ではないんや。
そのことを知って欲しくて・・・
本来ならこっちが創刊号にふさわしかったな。
2号目【読み聞かせとなぜいうのかなぁ・・・】であった。

ここは月曜とはずを初めて読む方には、絶対に読んで欲しい日記として、何度もこすった日記や。
ここから更に閲覧者の幅が広がった。
と同時に、読み聞かせに携わってる方々の訪問がぱったり途絶えてしまった。

皮肉なもんや。そういうお人は、今頃どんな気持ちで読み聞かせなるボランティアを
してあげてるおつもりなんやろかのう・・・

読みボラも、ただのボランティアの一つや。えらそうなことではないで。

させていただいておるんや。この気持ちを失ってたら
【読み聞かせ】と言う言葉に疑問も持たずに、ボランティアを続けていけるやろな。
まぁ、辛口発言は、吾の本性である。許されたし!

そんな中で、実際に読みボラに身を置くお二人の素晴らしい先輩【ケラKERAさん】【たかなさん】が
このとはずの常連として、コメント欄等で本編の不足な点を支え続けて頂いておる。

なにはともあれ、そんな思いから始まった【読んでよ聞いてよ】は
以降、毎週月曜日に、その日に読んだ絵本を織り交ぜながら
子供たちとの交流をメインに発行し続けてきた。

その積み重ねがあって、この後の10号目に繋げていけること
ひとえに毎週決まって月曜とはず【読んでよ聞いてよ】を閲覧頂けるゲスト様と
そして何より、一週間の始まりを、絵本を通して迎える子供達の心あっての賜物や。

この後、その子供達の心を10号スペシャルとして、本邦初公開!

1--------------------------------------------------------------------

読んでよ聞いてよvol.10【2年1組みんなの心】

まずは、これから

月すき 楽しみ

携帯画像やからみづらくてすまんのう。(付箋は名前を隠しておる)
これは読み聞かせの最終回に、子供達から頂いたお手紙の一部や。

誰もが書いてくれたこと【月曜日が楽しみ】
何よりの励みとなる言葉を頂いちまった!嬉しいなぁ・・・
吾はこの言葉に、生きる力に値するほどのパワーを頂いたぞ!

以前にも書いたが、月曜日は自殺者が多い日だと・・・
そして土日休みになったが為に、リズムを崩しがちになり、登校拒否も月曜日に多いと・・・

そんな月曜日、子供達の一週間は朝自習の時間≪絵本の読み聞かせ≫から始まる。

学校は行きたくないが、絵本が楽しみで学校に行くのよと
あるお母様からスーパーでお声をかけて頂いた。社交辞令のお愛想かと思ったが
子供達の手紙を読んで吾は本当に、自分が生きる力を頂いたぞ!

吾が、何かをしてあげているのではなく、吾もまた、子供達から元気を頂いておったのだ。

さて、この後まだまだ続く。ここで晩の買出し!

時刻15時に記す

2--------------------------------------------------------------------------

続いてこれ

ゆきこわ 図書館

絵本をしっかり聞ける子は、随分と前に読んだ本もしっかり覚えておってな
本の感想なんかも書けるんや。凄いでなぁ。吾なんかすぐに忘れてまうがのう・・・

そいで、お話は聞くのもしゃべるのも大好きな男の子が書いた手紙(左)
『ゆき女の本をみると、こわくて目をつぶってしまいます』(原文)とあった。
この子は良く相槌のごとく、お話の途中で突っ込みを入れる活発な子やった。
この時は静かだったのは、こういうことか(笑)

吾は読んでるときは子供達の方を向かないようにしてるんや。
どんな顔して聞いてるか見たいのは山々やが、読み手が余計なアクションをすると
主役の絵本の邪魔になる。また恥ずかしがり屋の子は、前を向くのも恥ずかしい。
読み手と目が合うのも恥ずかしい。見入ってることを見られることが恥ずかしい子もいるんや。
だから読んでる最中は、滅多なことでは子供達を見ない。
だから、こうやってお話に入り込んでたんだと言うのが、これまた微笑ましく嬉しい。

そいで右の手紙を書いてくれた子。
よーっく聞いてたなぁ・・・本の感想もたくさん書いてくれよった。
取って置きの決め言葉 『こんどはとしょかんでかりて自分で読もう』
そう、これは教育的観点・学校側の狙いでもあった。
そいでも聞き手のレベルは様々や。聞ける子は読める子でもある。

各々の発達に合わせて少しでも本好きになってくれたら、心の発達においてはプラスになる。
その種まきは成功し、着実に芽が育ってることが、これまた嬉しいのう。

3--------------------------------------------------------------------------

お次はこれ

怒る  あくたれ

【読んでよ聞いてよ】の一号目【素直な気持と反省する心】で書いたが
吾は一度だけ2年1組のみんなを猛烈に叱ったことがあった。

毎年、少々の注意は入れておる。
だが、今年の2年1組は元気過ぎてな、注意だけでは足りん状態となった。
吾は子供達と真剣に向き合った。この時は、しっかと子供達一人一人の目を見てな。

そのことが記憶に残ってる女の子がいたんや。
『みんながうるさいときは、おこって「しずかにしないとやめちゃうよ」
とおしえてくれてありがとう』(原文)

クラスでも優等生的なポジションの彼女は、あくたれっ子を母親的視線で
溜息混じりにあきれてるって感じの冷静モードで、一番後ろから傍観してるって感じだった。
絵本は果たして楽しめていたんやろかの?『忘れません』と最後に書いてあった。

大人の毅然とした示すべき態度を、こんな低学年のうちからしっかりと見据えてるんやで。
腑抜けた大人ども、ちゃらんぽらんな教師よ、子供を舐めてちゃいかんぜよ!

そして右の子。まさに吾にどえらく怒られた当人の一人や。
『ぼくは月曜日がいちばんたのしいじかんです。ぼくは(弥々)とはなれてさびしいです。
今度来る1年生の人にがんばってよんでください』(原文)

吾だってさびしいがなぁ・・・こいつらに静かに聞かれると、これまた気味悪いもんやったぞ!
我慢させてないかってな?でも、集団のルールと言うのは大人達がしっかり示さねばの。
それがきちんと伝わったことが、この文面から感じられ、これまた嬉しいのう。

こいつの手紙の文頭 『しごとでたいへんなのに、きてくれてありがとう』 から始まってるんやで。
母様が仕事で忙しく、まさに休日寂しく過ごしてる子なんや。
だからかまって欲しくてあくたれをする。少々のことは多めに見てきた子や。

でもな、これが本音やろ。忙しい母の愛を一番欲しがってるんや。我慢してるんや。
だからこそ書けるこの文頭。吾にまで、こんな小さな子が気遣いをするんや。
なんていじらしく、いとおしいんだ!あくたれっ子を心から抱きしめて欲しい。

4--------------------------------------------------------------------------

そしてこれ

忙しい

『毎日、毎日いそがしいのに、わたしたちのために、いそがしいのに、どうもありがとうございました』(原文)

まいったなぁ・・・これには・・・
仕事着で行ったのが、化粧をして行ったのが失敗やった!
過去日記【傍線2から下】にも書いたが、何度か仕事着で読みボラに行ったことがあったんよね。
吾にしてみれば、こういう時こそ急いでる素振りを見せず
延長する勢いで大事に読んでいたつもりやが・・・(手抜きは子供に簡単に見破られるからな)

仕事を持って忙しい母様が多くなっているせいか、子供は敏感に反応するんやな。
『忙しいのに来てくれて・・・』 と多くの子に書かれてしまった。
子供に申し訳ない思いを抱かせてしまっていたら・・・ちょいとショックやった。

吾は自分の意志で、誰に頼まれることもなく、好きでやらせて頂いておるんやから・・・
この時間が大好きで・・・そしてこの時間が吾にとっても一週間の始まりなんやから・・・

これからの課題やな。吾の中にも、まだどこか驕りの態度が出てるのかもしれん。

5--------------------------------------------------------------------------

吾とこの読みボラの会は、発足10年になる。
吾は途中から参加で、今年で7年目に突入だ。

会主さんが、あちこちで勉強されておるお陰で、絵本を通じて
吾はほんとに多くのことを教えて頂いた。大事な財産や。

でも、一番の財産は、この子等と向き合い語り合い、共に過ごした時間や。
何にも代えがたい貴重な心の栄養素。これはよう効きまっせ!

だから、こういうお仲間がもっともっと増えて欲しい、と思う。
残念ながら吾とこは、年々読みボラに携わる人が減ってんねん。パートに出る母様が増えよってな。

でも読みボラはな、何も母様に限ったことではないねんで。

父様だってええんや。自営業で平日お休みの方やったら、出来るやろ?
土日休みやったら、図書館とか児童館での読みボラだってあるねんで。

吾とこの会、以前は父様がおった。男性の太い声は、迫力ある昔話にはぴったりや!
この父様、子供達に大人気やったぞ!残念ながら転勤されてしもうてな・・・

爺さまだって、婆さまだって、姉さま、兄さまだってええねんで。
みんなが出来る簡単なことなんよ。

必要なのは子供と真剣に向きえる、ひたむきな気持ちだけ。
それさえあれば、誰にだって出来るんや。
興味があったら、是非始めて欲しいのう・・・ボランティアが無理なら
まずは身近な誰かの為に・・・

最後はこれに限る!

読み

『ぼくは(弥々)さんみたいな、本よみの人になりたいです』と来たぞ!殺し文句や!
早速、未来の読みボラ父様、誕生やぁ!!!

未来に期待が持てたところで、10号スペシャル、これにておしまい。
めでたし、めでたし。

本日は2号にわたりのご一読
心から感謝いたしまする(ぺこり)   表紙

完:4月4日時刻20時15分











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